2009年
09月
07日

世界最短の詩
 17文字で構成される俳句川柳は、世界に誇るべき最短詩文芸である、といわれ
ています。同じ俳諧連歌の中から生まれた歴史を持っていますから、この二つは双子か、
兄弟の関係にあるようです。

 いきなり松尾芭蕉の句を言うのも変ですが、今私たちの目に触れる彼の句は俳句
手本のようなもので、いささかも川柳とは関係がないように見えます。
 ところが小林一茶の句に至っては、例えば、
     雀の子そこのけそこのけお馬が通る
     やせ蛙負けるな一茶これにあり

 と言った句は、川柳として鑑賞しても少しもおかしくないように思います。
 加賀の千代の、
     朝顔に釣瓶取られて貰い水
 の句も、「朝顔」という季語こそ入っていますが、「おかしみ」の要素を持っていて立派
川柳としても鑑賞に堪える句であると思います。

 先日、川柳の画像を探していたところ、次の画像が出てきました。
川柳
 ここに出ている句には「朝顔」という季語が入っていますので、一見俳句のようですが、
画像は“川柳”のところで出てくるのです。
 これがほんとに川柳ならば、今朝の新聞の俳壇で入選して掲載されていた、
     独りじゃない軒につばめの大家族
 という句も、川柳ではないかという気がしてなりません。

 こうしたことで、俳句と川柳が兄弟分であることは理解できるのですが、川柳は制約が
ないので説明が簡単でも、俳句については制約が多く、詳しい説明は容易でありません。

 俳句の先輩・水原秋桜子は俳句作りで禁忌8箇条を述べておられます(下記の通り)。
 俳句作りのとき、俳句の鑑賞のとき、禁忌8箇条を参考にすることが俳句への理解を
深めて行く道だと思います。
   『禁忌8箇条』(作ってはならない句)
 ?無季の句 ?重季の句 ?空想の句 ?や・かなを併用した句  ?字余りの句
 ?感動を露出した句 ?感動を誇張した句 ?模倣の句

 もちろん、俳句川柳も時代の変遷と共に傾向は変わって行くことでしょう。しかし、
その根幹は変わらないでしょうから、世界に誇る日本の短詩文芸をいつまでも愛好して
いきたいものです。

[付記・過去の作品]
     スピードを 出すその先に 待つ地獄

                            読売文芸 川柳欄 選者・森東馬
 

コメント »

キョン
なるほど〜俳句と川柳は兄弟分でありながら
俳句には制約が多い事に驚かされました(@_@;)
でもこの制約を守りながら一句生み出す喜びも
才能のある方には楽しみとなるのかもしれませんね
私には、きびしいですが・・・

あきにい様の例えの句はどちらかホントに見分けれませんね。
一茶の句は特に俳句とは思えません。
好感がもてます〜はい!

入選作品(あきにいの一句)は警察の標語も兼ねて
賞が取れそうですね(^_^)v
あきにい
キョンさん 僕の作句は圧倒的に川柳が多いのですが、
俳句もたまに作らないわけではありません。川柳で気
をつけなければならないことは、アナタの指摘通り、
句が標語になり勝ちなことです。初めのころは、特に
そうでしたね。
あつぺこ
俳句は本当に難しいのだとわかりました、、、
手は出さないほうがいいようですね。
50過ぎて国語の勉強をさせてもらいました。ありがとうございます。

あきにいさまの句に従い
秋の交通安全に努めます。
あきにい
あつぺこさん そんなことを言わないで、
俳句にも手も足も?出して下さいよ。
標語になりがちなボクの初期の川柳に従って、
「秋の交通安全に努める」そうで、ショックで
ガックリしています(笑)。

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