馬脚をあらわす
- 2008/11/22(土) 10:13:49
アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席のため、ペルーを訪問したわが国の総理大臣麻生氏は、海を隔てた外国から、こともあろうに野党党首の小沢氏を批判する言辞を述べた。
要するに、小沢氏は嘘つきだ、信用ならない、と言ったのである。
麻生首相は腹に仕舞っておくことができず、何でも口にしないと収まらないらしい。それがどういう結果を招くか、後のことは少しも考えない脳天気な人のようである。脳天気なことは定額給付金を巡り、次々に変わる発言ですでに露呈済みである。
最近メディアはこぞって、麻生首相の発言や誤読をしつこいまでに取り上げるようになった。というより、麻生首相がメディアに多くの程度の悪い話題を提供していると言ったほうがよいだろう。今では、同じ自民党内から遠慮のない不協和音が聞かれるようになった。最大野党の党首から、「アンタ」呼ばわりされた麻生首相の行く先には黄信号が点ったまま、いつ赤信号に変わるか分らない。いや、もうすでに赤信号が点っている。
と言って、いまの自民党の中に、麻生氏にすぐ代われる人物がいるのか。かつてはいたとしても、小泉元首相が追い出して、今は少数グループに転落している。最大野党の小沢党首が日本の指導者になることには、国民の大半の理解が得られない。
ところで、肝心の麻生首相は、首相就任早々衆議院を解散するのかと思っていたら、そのままずるずると首相の椅子に座ったままである。解散のタイミングを窺っているかに見えたが、就任時の支持率の低いところへもってきて、更に、最近は歴代の首相に見られない支持率の低下である。毛頭辞める気はなく、このまま本格政権を目指して居座るつもりかのようである。解散権は首相にあるのだから、彼が決断しないことにはどうにもならないのが、現状のようだ。恐らくこの現状に、与・野党の人も、国民の多くもみな唖然としているに違いない。

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