中古自転車
- 2008/03/07(金) 09:33:57
鳥取・境港市の港に、ロシア船籍の貨物船が中古自転車を満載して係留されていた。
乗組員に訊ねた。
「どこへ運ぶのか?」
乗組員は答える。
「北朝鮮だよ」
あるテレビ局の放映の場面である。
北朝鮮への輸出は制裁で禁止されているので、北朝鮮籍の船は日本の港に入れない。そこで北朝鮮の輸入業者は、日本で買い集めた中古自転車を、ロシア船籍の船を使って輸入するのである。
輸入した中古自転車は整備した上で、国内販売はもとより中国へ輸出される。日本で百円台で仕入れたものが、何千円かに化けるのだから止められない。禁輸の制裁には、抜け道がある。
終戦後、少なかった自転車が、今では巷に溢れ、駅周辺に不法駐輪しないように監視員を置かなければならないほどである。
スーパーの駐輪場にも自転車が溢れ、乗り捨てられた自転車が駐輪場の片隅に置かれている。
散歩コースの道路脇にも、田や畑の畦道にも中古自転車が放置されている。
各家庭で所持する自転車の台数は飛躍的に増えた。子どもの成長に合わせて買い換えたり、タイヤが摩滅したり故障したりで新しい自転車を購入するからである。
こんな状態がいつまで続くのだろうか?
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